さてここまで技術的なことを書いてきたけど、そもそも良い音ってなんだろう。
CDのような音質は間違いなく良い音という認識を皆さん持ってますよね。
ただそれがライブということになると少し変わってきます。
会場の雰囲気、空気感、お客さんの歓声なども音に影響しCDとかよりも満足感があったりしますよね。
ましてや配信という形だと尚更事情が違うと思うんです。
お客さんはいないし、楽器やボーカルを会場でダイレクトに聞くんじゃなくスマホやパソコンで聞く方が大半です。
ただライブを聞くというのと違うのは映像も付いてくるという点ですね。
なのでライブDVDにように映像も編集し音もキチンとミックスしたものを配信する。
これはこれで良いと思うけど、僕が目指すのはどこまで生の演奏を伝えられるか!
なんです。
これは非常に難題だし聞く方のデバイスの違いにも左右されるので現時点では不可能に近いことです。
それでもなんとか音響卓からの生々しい音(少し大きな会場で全ての楽器や声をマイクで録り、その音を加工なしにダイレクトで聞くとリアルすぎて聞くに堪えないこともあります)ではなく多少なりともライブ感のある音を目指したいのです。
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