生活する上でバランスをとるというのは大事です。
食事や睡眠のバランスもそうだし精神的なバランスもそうですね。
一度バランスが崩れてしまうと色んな弊害が生まれてきます。
ただここは音楽のブログなので上記のようなことは専門家にお任せして
バンドをする上でのバランスについてお話します。
ライブとかコンサートに行くとプロの現場でもたまに音のバランスが良くない時があります。
アマチュアのライブではしばしば見受けられますが、、、。
要因としては次のような理由が考えられます。
会場の特性によるもの
これはプロの現場でも良くあることなんですが、会場が広いと座ったり立っている場所で随分と聞こえ方が違います。
音響さんや音響機材の製作者は常にこの問題と戦っています。
ツアーとかで演目は同じでも会場によって聞こえ方が違うので毎回サウンドチェックをし最大公約数的な考えで音を決めていきます。
ステージ上でも同じで、僕はドラムを叩きますが普段使っている楽器でも現場によって聞こえてくる音が違うのです。その度にチューニングしたりミュートを変えたりします。
一流のプロになるとドラムテックやギターテックと呼ばれる職人さんが同行してプレイヤーの好みの音を作ってくれたりもしますがアマチュアには夢の話です。
ちょっと話はそれますが、そういう現場や普段の練習で自分好みの音を作る作業ってプレイヤーのスキルをグンと上げるんです。
80年代にゲートリバーブが流行りドラムの音が激変しました。
当時はゲートリバーブの存在なんて知らなかったので、どうしたらあの音が出るんだろうと研究したものです。
今となっては笑いのネタにしかなりませんがその時に試行錯誤した経験が後々財産となってきました。
プレイヤーによるもの
以前信頼する音響さんが言った言葉なんですが
「僕らはステージ上の音を忠実に拾い再現し増幅するのが仕事だ。プレイヤーが長年培ってきた自分の音を変えたりバンドのバランスを勝手に変えるのは失礼なこと」
だと。
確かにそうですね。
もちろん例外もあります。わざと音を作ったりもします。
しかし多くのミュージシャンはステージ上の音が自分たちの音でありバランスなのでそれをお客様に伝えたいと思っています。
たまにですが例えばソロが聞こえるようにその部分だけ音響さんがフェーダーを上げることもあります。
これは事前にミュージシャンと音響さんが打ち合わせをしなくてはいけないと思てってます。
というのも音量や聞こえ方も個人差があるのでミュージシャンによってはこのバランスでソロを弾きたかったのに勝手にあげるなよ、という場合もあるからです。
例えばプロのギターリストを見ていると頻繁に楽器のボリュームやトーンのつまみを触って微調整しています。
更にはピッキングやエフェクター・アンプの設定で、ここぞと言うときに音量を上げずに自分の音が通るように研究しています。
もしも単に音量を上げたのなら他の演奏者が自分の音が聞こえづらくなり音量を上げる。
そうやってバンド全体の音量が上がり折角サウンドチェックでバランスを取ったのに意味をなくしてしまい音響さんもお手上げという負のスパイラルに陥ってしまいます。
特にアマチュアにありがちなのが広い会場で演奏するとなると普段リハーサルで出している音よりも数段デカい音を出したがるって事です。
電気楽器はいくらでも音量を上げることはできますがアコーステック楽器はそうはいきません。
大きな音を出そうと無理して力を入れて演奏するとプレイ自体もおかしくなるしリハーサルで聞きなれたバランスでないのでバンドのサウンド自体も変わってきてしまいます。
こういうことを解決するには慣れしかないのですが、現場を踏むたびに他の楽器の音を聞いたり全体のバランスを確かめたりする癖を身に着ければ解消されバンド自体の音もミュージシャンとしてのスキルも上がっていくことでしょう。
いかがでしたか?
アッと思われた方は研究してみてくださいね、バランスが大事ってことを。
因みにドラマーの僕は両手両足のバランスに気を使っています。
曲によって使い分けしなければいけない場面が多々あるし、これがまた難しいのです。
バンドサウンドに限って言えば
無駄に大きい音、小さい音は要らないということを覚えておくと良いかもです。
※ヒゲスタは見学自由です。
お気軽にお問い合わせください。
リハーサルもバンド単位で¥3000/2hとリーズナブルに設定していますのでドンドン使ってください。
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090-8401-0069(三浦)
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